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迷えるイカ記

プロフィールの倉庫に使ってますが、たまに私の為の好きな洋楽ムージックヴィデオ集という恐ろしい記事を書くかもしれませんので閲覧には注意してください。

じーちゃんは荒野を進む

まずは、こにゃにゃちわ。アイコン、プロフィール画像を変更しました。

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アイコンは、ツキウタ、Six Gravity(シックスグラビティー)如月 恋くんです。アニメでは名探偵「こいっく」を演じていました。ちょっと春っぽくてかわいいっしょ?
相変わらずファッキンダンボールな生活をしています。


今回は映画を紹介してみようかと思います。書き散らかしてみたので、気が向いたらどうぞ。(ネタバレ無し)

独裁者と小さな孫 監督 モフセン・マフマルバフ

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独裁政権に支配される国。ある日、クーデターが起こり、老いた独裁者は幼い孫と共に逃亡を余儀なくされる。 彼は多くの罪なき国民を政権維持のために処刑してきた冷酷な男だった。荒れ果てた地で暴徒化する市民を前に変装で素性を隠しながら、独裁者と孫は海を目指す。 目の前に広がる暴力と憎しみの連鎖に、自らの犯してきた罪の深さを思い知る独裁者。人間性を取り戻していく独裁者と孫が逃亡の旅で目のあたりにするのは、”絶望”か”希望”か。彼らに待ち受ける衝撃的な結末とはー。

 

この映画は、ずるい!何がずるいかって、この独裁者のじーちゃんが、シュッとしてなんだかカリスマ性があってイイんだもん。日本映画で言えば、寡黙な武士役とかやってそうだし、普通は独裁者と言うと、だいたいちょび髭生やしてるか、岡田 眞澄か、スーパーマリオブラザーズワリオみたいじゃん?このじーちゃんも髭は生やしてたけどさ。東アジアにはガチの金正日とかもいたわけだけど、こいつはそこら辺で短パンタンクトップで歩いててもおかしくないからまぁいいとして。そして何よりも孫が可愛い。私の甥っ子の小さい頃か?って思うくらい。悪い奴の子供や孫なんて、だいたい、まるっこくてサスペンダーとかしてそうじゃん?でも、この子はとても愛らしい。その愛くるしい眼を通して、じーちゃんを見るわけだから、独裁者がただの孫を愛するじーちゃんになる訳だよ。するい...。かといって、金正日とまるっこい子供が主人公だったとしても、それはそれで抜けてて、コミカルだろうしなぁとかも思うけどさ。そもそも、この映画も全体的にはシリアスなんだけど、所々に頬が緩む場面とかもあって、それもなんだかずるいし、町中のやつらもヒャッハー!!って悪い事やってて、一応じーちゃんはクーデターから逃れてる身なわけだから色々起きて、その都度「じーちゃん頑張れ!」ってやっぱり一緒に震えながら応援したくなっちゃうんだよ。
でも、心のどこかにはじーちゃんは冷酷非道な独裁者と言うのはあるので、その間で心が振り子のようにゆれるわけだよ。まったくもってズルい!

でもね仕方がないの。
これはただの物語だから。けれども、現在この世界が受け止めるべき生や悲しみ、そして愛が詰まっている。二人が進んで行く荒野が、人々の情動が圧倒的な美しさで描かれていて、あなたはただの傍観者でよいのか?と問われているような気がして心がざわつく。