迷えるイカ記

洋楽オルタナティヴロック、イラスト、そのたいろいろなものがたり

渡る世間の鬼の話「嫁姑」

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ヒャッハー委員会お題「渡る世間の鬼の話」

「渡る世間は鬼」と言えば、嫁姑問題。で、私と義理の母の間はどうかと言うと、私の目から見ると良い関係だったと思います。

というのも、義母は常識的で、やさしい人だったし、夫も末っ子で、母と私の年が祖父母と孫ぐらい離れていたというのもあるのかもしれませんが。

世の中、嫁姑というと、魑魅魍魎かってくらい酷い話が転がってるので、構えてしまいがちですが、私は嫌な事は嫌と言ったり、甘える所は甘える。そして、表面だけいい顔してご機嫌とるとか面倒くさい事はせず、無理はしないで付き合って行こうというスタンスでした。嫌な事を我慢すると、人間関係ヨクナイ方に進んで行くと私は思っています。私は義母の事を好きだったので食事に誘ったりと自分がやりたいことは積極的にしていました。多分、人から好かれて嫌な気持ちになる人はそういないと思います。「人から嫌われない」とか「人から好かれる」というのは、相手ありきの事なのでそう簡単ではありませんが、「人を好きになる」っていうのは、割と自分次第な所があるので、努力とは違うけど、視点を動かすだけで明るくなることがあります。どうしてもダメな人もいるとは思いますが、そう言う人とも、それにあった付き合い方があります。人間関係は、相手からの評価じゃなくて、自分の中の物をしっかりと見つめるのが大事なんじゃないかな?と思います。

残念なことに、その義母も先月亡くなりました。

結婚した当初に、私用に夫実家で使うようにと義母が買ってくれた湯飲みをもらってきました。

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ね、やさしいでしょ。

そして、下の写真の左上に映っているのは私が母の日にプレゼントした、帯留めなんですが、去年の夏ごろ義母が(病気で)使わないからと私にくれました。右の緑色は羽織止めかな?

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私がこの帯留めをプレゼントしたことは、忘れたのか覚えていたのかはわかりませんが「もしかして忘れたのかな?」なーんて笑い話に出来るのも関係性があるからだと思います。

「渡る世間は鬼」と言っても、反対に心温まる話はあんまり表には出ないものなのかもしれません。

 「嫁姑」と聞いて、どろどろの家庭事情をみられると思って期待してクリックした「チョコっと鬼」の人ごめーん!

ばいちゃ