平成を好きだった音楽を通して振り返ってみるか。 とう事で、もうすっかに令和になってしまいましたが、続けて振り返ってみます。
前回「音楽とコンピューターは切っても切り離せない関係になっていき、情報の伝わり方もガラリと変わりました。」と書いていますが、21世紀に入ってからは、ブロードバンドの回線の普及で個人やアーティスト側から音源そのものを配信するようになりました。個人配信で成功をつかむものもいた中、情報が集中から分散に変わったため大きなブームは起こりにくくなりましたが、イギリス、ヨーロッパのバンドがアメリカで大ブレイクしたりと、音楽の大陸間移動が激しくなった時代です。コンピューターの登場で、最新テクノロジーを使ったテクノ、ダンスミュージックが世間では相変わらず流れていましたが、2000年の中頃から、イギリスを中心にガレージロックリバイバルなるものの小ブームが起こりました。胃もたれした時に、おかゆを食べる感覚でシンプルな構成のロックバンドが台頭してきたのです。その代表格といえば、
Arctic Monkeys - Brianstorm (Official Video) - YouTube
アークティック・モンキースとかですね。シンプルと言っても、このBrianstormという曲、前奏の怒号のギターノイズの途中からフラメンコギターみたいな熱を帯びたメロディーが重なります。ドラムもその辺意識しているのじゃ無いかな?とにかく、こういった音楽が、いまだにロック界を牽引しているのは、なかなか素晴らしいです。
ロックはいつの時代も「死んだ」と言われますが、生を強く意識しているからこそ、常に死と隣り合わせなのかもしれませんね。文化の死というのは、だいたい静かに訪れるものです。
Catfish & The Bottlemen - Conversation
ばいちゃ