迷えるイカ記

洋楽オルタナティヴロック、イラスト、そのたいろいろなものがたり

ぼくのツアーリ(漫画)

今週のお題「好きな漫画」

好きな漫画というより、最近なにこれ面白いと思った漫画について。

ぼくのツアーリ

東欧の独裁者一族に生まれた金髪の青年・ユーリィは、民族浄化の危機に立たされる「ヌマーク人」の少年・リューと共に暮らしていた。ある日彼らは、独裁者である父の死により、血腥い権力闘争に巻き込まれる――。

ツアーリ(ツァーリ)というのは、君主、皇帝みたいな意味で使われているが、ロシアとかでは強大な力を持つものの意味もあるとか。説明しなくても、この言葉にピンと来るタヴァリシチ(同士)もいるだろうけど。

ソ連崩壊後に独立した架空の国家を舞台に、父でもあり独裁者のツァーリの死によって権力闘争に身をおくことになった美青年ユーリィと、ユーリィを深く慕いながら一緒に暮らす被差別民族出身の少年リューの物語。「青い目の悪魔」と呼ばれ反逆分子には身内でも顔色も変えずに処分するユーリィだが、自ら保護し一緒に暮らす少年リューには暖かく接する謎の関係もすごく気になるし、表紙も、ロシアアバンギャルドアート風に作られているのも、大きなポイントです。

ソビエトの権力闘争といえばこういうの

usausamode.hatenablog.com

 も思い起こされる。まだ一巻しか出てないながら、先がとても楽しみな漫画です。

 暗殺、粛清、民族浄化、皆殺し美少年とぼくなどなどのキーワードにワクワクするたばりしちは是非是非!

web-ace.jp

ばいちゃ