毎週リアルタイムで見ている、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」
先日の第9回目、東国での源氏の兵を討伐するため派遣された、平維盛を総大将とした平家軍は、駿河の富士川の西岸に陣をかまえましたが、記録によると平家軍がびびって逃げ出してしまって、戦いにならなかったそうです。何しに来たんだー子供のお使いじゃないんだから!と言いたいところですが、この総大将の平維盛は、「光源氏の再来」と言われるほどの美貌の持ち主だったそうで、後白河法皇50歳の祝賀で、烏帽子に梅と桜をさして舞を舞い、その美しさから「桜梅少将」と呼ばれたそうな。
平家をあまりよく思ってない平安の日記おじさん九条兼実でも「玉葉」で「ふつくしいー」と書いていたらしいよ。
桜梅の少将と呼ばれた維盛ですが、「富士川の戦い」は11月の事なので、紅葉っぽいのを描いてみました。平安貴族は、烏帽子に柳やら梅やらで飾り付けもしてたらしいよ。烏帽子の飾りみたいなのも、鯨の髭だったりかなり凝った作りになってたりするそうな。
透明水彩、ホワイトワトソンA4
【工芸館】 #パッション20展 同時代の人が一斉に日記に書いた平維盛の舞姿。登場した途端「あたり匂いみち、みる人ただならず」とか、この美貌!リアル光源氏!とか(意訳)。今だったら確実にバズる。#平田郷陽 #桜梅の少将 #20passions #さらば pic.twitter.com/U4ySi3zkFC
— 東京国立近代美術館 MOMAT (@MOMAT_museum) 2020年1月28日
平家軍の敗走を目にした頼朝ですが、坂東武者はそれぞれ所領を守るという使命もありますので、追討には行かないという決断をします。
平家軍がなぜ弱かったのかというのは、地方の協力が得られなかったというのがありますが、朝廷の力を使い地方の豪族に何をもたらすと、協力関係になれるのか?と、これから鎌倉殿が政治を行っていく上での課題の暗示でもあると思いました。
そんな感じで。
ばいちゃ