花の時、きみを思う
永山裕子先生のNHKオンライン水彩講座「着物の女性を描いてみましょう」
と言うことで描いてみました。
笛を吹くうららさん
ウォーターフォード F10
「春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえて すずしかりけり」
道元の和歌です。ちょうど川端康成の「美しい日本の私」という本を読んでて、そこにまず登場する和歌です。
人物を描くのは楽しいけど、神経をつかうので大変な作業です。人物は、気になって→修正というのが多いですね。あんまり描きすぎると、それはそれでごっつくなったり老けこんだりするんだけど。
若い人を若々しく描くこつは、顔を見てここのおシワが加齢ポイントだなと言う所を見極める事かな。年取るとそこは垂れてるんだけど、若い人は張りがあるので、そこを表現できるとうまく描けるような気がする。と言うのは最近思った事。
「美しい日本の私」の中には「雪月花の時、最もともを思う」という言葉も引用されていて、これは、美しいものを目にする時、人は大事な人を思いかべるという意味で引用されていて、うんうんな気分ですね。
ばいちゃ