迷えるイカ記

洋楽オルタナティヴロック、イラスト、そのたいろいろなものがたり

全てのお姉さんと、お姉さん好きに贈る「昴とスーさん」高橋那津子(漫画)

最近はイラストばっかり書いていたので、漫画とかあんまり新しいのを読むことがなかったのですが、なんとなく気になっていたものを読んでみたら、思いのほか良かったので、感想を(ネタバレなし)

「昴とスーさん」高橋那津子

昴とスーさん 1巻 (HARTA COMIX)

小さなアパートで、人目を避けるように二人暮らしをする澪(みお)と昴(すばる)。 歳の離れた姉弟のようにみえる二人だが、昴にはある秘密があった――。 前作『紅い実はじけた』で、“ときめきの瞬間”を描いた高橋那津子。 新たに描くのは、“変わらぬ愛”の物語。 

最近「おねショタ」というジャンルをよく見かけるが、「お姉さん」と「(幼い)僕」の関係を描いたもので、この「昴とスーさん」も

「年の離れた姉弟のように見える二人」

究極の「おねショタ」と言えるのかもしれない

多くの男性というのは、自分が未熟だという事をどうにか忌避したいようで、一緒に暮らしている澪(みお)に保護されているという状態をもどかしく思い、昴(すばる)は何かとあがきますが、それ自体が、 より精神を昴(すばる)側(幼さ)に近づけているように見える。それはまごう事なく「おねショタ」状態で、二人を戸惑わせ、そして「おねショタ」ファンを歓喜させます(私は違いますが)。また、昴が澪にふと本音をさらけ出した瞬間に、安心して肩に寄りかかれる存在の、「スーさん」がどことなく降りてき、それを見つめる澪の眼差しや念いが本当に切ないです。
「ある秘密」は、2人の間に、時にどうしようもない不安な影を落としますが、 少年と青年の間を行き交う昴と、昴に寄りそう澪の一途さに、キュンとなってしまうま。

9月中には3巻も出るので楽しみだ!

(「昴とスーさん」を読んで描いてみました)

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(水彩画、透明水彩絵の具でホワイトワトソン用紙に)

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三原色を主として色を作ってみたけど、若干統一感が出ていいなと思うが、相変わらずマスキングが苦手ェ(イケメソ)

 

昴とスーさん 1巻 (HARTA COMIX)

昴とスーさん 1巻 (HARTA COMIX)

 

  

昴とスーさん 2 (ハルタコミックス)

昴とスーさん 2 (ハルタコミックス)

 

 

ばいちゃ