迷えるイカ記

洋楽オルタナティヴロック、イラスト、そのたいろいろなものがたり

かわいそうだったわたし。

「子供がかわいそう」と言う言葉は、なんだか高慢で失礼な気がする今日この頃。

 

さて、私は最近地域のお手伝いをしている。ボラ的なものだ。この時期は夏祭りの準備をしている。といっても役を決めて、お知らせを配って、前日に提灯を飾りつけたりと、誰でもできるような事をやるだけなんだけど、まぁ取りまとめる人は大変だろうけどね。

うちの父は地域の夏祭りとかには行かないし、あたまおかしくて社会性ゼロの自閉だったので、一度屋台のたこ焼きを買ってきたら、そんなテキ屋の作るのは危険だからとか食べるなと不機嫌にいっていた。本人はいいことを言ってるつもりだと思う。きちがいは自分がおかしいと気づいていない。インド人は見えないところで作った食べ物を食べるのは嫌いらしいからインド料理屋はだいたいオープンキッチンだとか。

それからは、屋台のものは買ってきてもこっそり食べてた。この人は屋台がだめなんじゃなくて、祭りの雰囲気を見るのが嫌いなんだというのは知ってたから。

地域の夏祭りみたいなのは、自分の興味のないものを頑なに拒否するような自閉の親のもとに生まれても、巻き込んでくれる人がいれば、子供でも楽しめるイベントだ。歩いていけるからね。

手伝ってる大人たちも、こんなくそ仕事!とか言う雰囲気でもなく数年ぶりだからねという感じ。ボラと言っても地域の集まりなので、仕方なしに巻き込まれちゃった人もいるのってのもそれはそう。介護があってなかなか出れないです、でもできれば手伝いたいんだけどねと言う人もいる。そう言う人には、ボランテイアだから無理しなくてもいいけど、祭りには時間があったら見にきてね。と声はかけている。介護がある人はこもりがちになるので、手伝えなくても夏祭りは少しでも興味があったら、都合さえつけば来て欲しいよね。

 

かわいそうだった私みたいな子供はいない方がいいと思うし、もしいても興味があればお祭りを楽しんでくれるといいなぁ。もちろんそうでない、不幸な老若男女も普通の老若男女でも幸せな老若男女でもある。

 

そんな感じでばいちゃ。