迷えるイカ記

洋楽オルタナティヴロック、イラスト、そのたいろいろなものがたり

揺れながら過ごす師走。

イラストについてつらつらと。

 

イラストの髪の毛のカールヘアーをうまく描けないのでどうしたものかと思っていたら、雲形定規を使ってらっしゃる人がいたので、まねして線をとってみた。

整っていることは整っているなぁとは思いつつ、そこで描いたものには、そこまで惹かれなかったのですが。

 

usausamode.hatenablog.com

 

で、前の記事でも紹介している、レッスン書を参考に、イラストを描いていると、ヒントみたいなのが思い浮かんで、私なりにいい感じにかけてるなぁと思いながら、下絵的なものを描き進めている。

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この古典のテキストにも、対象物をしっかり読み取り、表現するように書いてあるけど、人物の体の表面も髪の毛も、世の中の多くの物体は曲線を帯びているから、曲線も感じながら描くみたいな感じなので、面白い。(ちょっと違うけど、自分なりの解釈)

っていうのは、これは私の考えなんだけど、人間の目って左右のそれぞれの目で見えるものの角度がほんの少しだけど違うし、ものを見る時もかっちり頭や目を固定してみているわけじゃないから、普段生活しているときに、ものを見る時に、揺らぎが生まれると思うんだよね。それを脳で補っていたりするわけだけど。そこの「揺らぎ」は、表現に生かそうとおもえば生きてくるし、人それぞれの「揺らぎ」があるだろうから、そこがものの躍動感やその作品の個性になってくるんじゃないかなーなーんて思います。しっかり観察すること、角度などを測ったり、比率を測ったりは奨励しているけど、線を細かくきっちり測りながら描くようにっていうのを書いていないのは、そういうことなんだろうな。

だから、もちろん、物差しを使って描くのが好きな人は、その正しさに美しさを感じるからそれはそれでいいんだろうけど、私は私の持っている揺らぎみたいなのが好きなんだろうなーなーんて思ってます。

物の見え方とかは、心理状態によっても変わってくるから、表現するときに、緊張と解放みたいなのも大事なのかなーみたいな。そーんな事を考えながら師走を過ごしているのであった。

 

ばいちゃ