迷えるイカ記

洋楽オルタナティヴロック、イラスト、そのたいろいろなものがたり

やさしい黒

togetter.com

最近みた記事でこの記事が興味深かった。新海誠監督が映画で使用する色の明度、彩度を調べてみて、見えてきた特徴について。他にも一般的なソシャゲや、小説のカバー絵、ジブリ作品などにも言及されている。

ソシャゲや、小説のカバーと映画だと、表現(アウトプット)する媒体が違うから、それに合わせたものが作られると言ってもいいと思うけど、それぞれの映画でも色の特徴とかはあるものの、明度と彩度で示してあるのも面白いと思った。

監督から

 こういうコメントもあり、黒100%などは使わないようにしているとのこと。で、ジブリ作品は黒100%も使用しているようで、なるほどなぁーと思う。

多分、イラストが多く使われる媒体とかによっても、世の中でよく使う色の傾向みたいなのは変化してくると思うし、新海誠監督作品のようなメガヒットの作品からも流行みたいなのは生まれてくるんだなと思う。

で、水彩で絵を描いている人も、黒をあまり使わないという人は割といて、他の色を使って黒っぽい色を作っているという意見を聞くことがあるけど、私も黒そのものはほとんど使うことはなくて、パレットに出している色を混ぜると黒っぽい色ができるのでそれを使ったりもしている。黒は着色においてつなぎの色みたいな役割もはたすのでパレットで作ると他の色と調和すると思う。

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透明水彩、ホワイトワトソン 用紙 A5)

こういう髪の毛なんかも、今回は、まずは赤系の色を置いて、その上からブルーやら重ねていったりする色が好きなので、だいたいそうしてます。光の当たる所はオレンジでパパッと塗っています。

 「優しい色と鮮やかな色使い」ほー

 と、プロを目指す方向けに書いてみましたが、 趣味で楽しみたい方にもアナログでアニメーションの背景画のように風景画を描いてみてほしいです。 やればやるほど、終わりのない楽しさや心豊かな時間が生まれると思います。 うまくいかない時のつらさもあると思いますが、その向こう側にはきっと心地よさがあるはずです。

ばいちゃ