迷えるイカ記

洋楽オルタナティヴロック、イラスト、そのたいろいろなものがたり

さりげなく

今月の永山裕子先生のNHKオンライン水彩講座、テーマは人物と風景ということで、

出雲大社を描いてみました。

透明水彩、ランプライト水彩紙 545x394mm

これは、結構前の出雲大社平成の大遷宮の行事の時にいった時の写真を描いたもので、本殿から御神体を移して、修復をして本殿に戻す神事があったので、大国主様がお留守中の本殿に一般人も入れるというかなり特別な事ができた期間でもあったのです。写真にも「御仮殿」と看板があるように、仮殿が設けられてました。

手前に写ってるたてものは、拝殿で、拝殿の奥の松の木の間から顔を覗かせているのが、本殿です。絵にも、これを入れなければ!とさりげなく入れてます(笑)

この屋根も、出雲大社は檜皮葺といって、檜の木の皮を加工したものでできていて、独特の風格があって、自然との調和が素晴らしいです。

私は神社仏閣を絵に描くのが一つの目的でもあったし、今回の絵はかなり気に入っています。建物、奥行きを出すのも難しいけど、この正面を描くのって簡単に見えて結構難しいんだよね。パースのはっきりした建物は描き方は、覚えるまで難しいんだけど、忠実にやって、遠近法を意識して描くとそれなりにはなるし。人物もまだまだではあるけど、人をデフォルメ気味に描くのも、形を取るセンスが問われるかなと思います。

私は形フェチなところがあるので、大変な事ではあるけど、こういう事をするのが好きなんですよね。

テクニックにおいても、表現においてもここずっと描いてきたものの集大成が出たかなと、良い経験になりました。

そんな感じで。ばいちゃ。